十月大歌舞伎 [鑑賞]
久しぶりの歌舞伎ネタ。
もう2週間前になりますが、いつものように姉と姪っ子を伴って歌舞伎座へ。
10月は、十七世、十八世中村勘三郎の追善公演がありました。
時は経ても、12月の寒い朝、めざましテレビで勘三郎さんの訃報を聞いた時の衝撃は忘れられず、今でもうるっとしてしまいますが、勘三郎さんが残した足跡を見聞きするたび、その存在の大きさを実感しています。
市川海老蔵さんと中村獅童さんが主催する六本木歌舞伎は、勘三郎さんが生前、海老蔵さんに語った「新作をやるなら、最後は地球を投げるぐらいのことをやってほしい」という言葉がきっかけだと聞き、勘三郎さん、いろんなところに日々出没してるんだろうな~、なんて思っています。
この公演で見たのは昼の部。
「伊勢音頭恋寝刃」では、94歳の最年長のお弟子さん、小山三さんもセリフ付きで出演されていましたが、セリフがすぐに出てこない瞬間があるようで、さすがに年を感じずにはいられませんでした。
それでも、長きにわたり中村屋を見守り続けて、今なお、しゃきしゃきと舞台に立つご様子を見ると、年だなんだと自分に言い訳しちゃいかんなー、と反省した次第です。
この演目、万野役の玉三郎さんの意地悪ブリが徹底していて、めちゃめちゃ面白かったわ。
勘九郎さんの、優しさ → 強さの変化も素敵だった。
勘三郎さんのことを思うとやはり涙が出ます。
最近勘九郎さんがお父さんにそっくりになってきましたね。
小山三さん、お元気で・・・先日ドキュメンタリーを見ました。
追善公演見に行きたいなぁと思いつつなかなか行けません。
by ランランラン太郎 (2014-10-31 20:58)
ランランラン太郎さん
そうですよね。
勘三郎さんのことがテレビで話題になるたびに、切ない気持ちになります。
11月は、勘三郎さんにゆかりのある方も多数出演されるということで、
勘三郎さんのお人柄がしのばれますよね。。。。
ああ寂しい。
小山三さん、今まで大変なこともあったでしょうが、本当に素敵な人生だなって思います。うらやましい。
by けいまま (2014-11-01 18:04)